子育て

小学生や中学生の最適な睡眠時間は8時間以上が目安

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人間は、人生の約半分を睡眠に費やしているといわれています。

それだけ生きるために必要な睡眠ですが、日本人の平均睡眠時間は7時間23分。

 

これは平均の数値なので、中には3時間しか寝ない・寝れない人もいれば、9時間は寝るという人もいます。

近年では、若い世代の睡眠時間がどんどん短くなっていると言われており、睡眠不足による脳の発達への影響や、ストレスなどが心配されています。

 

特に、小学生や中学生の成長期に最適な睡眠時間を確保することは、大人になってからの睡眠時間に大きな影響を及ぼします。

では、小学生、中学生の睡眠時間、どのくらいが最適なんでしょうか?

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年代別で見る最適な睡眠時間とは?

まず、20代~40代の大人の場合、理想の睡眠時間は7~8時間。

睡眠中は、成長ホルモンが分泌されます。

この成長ホルモンは、体の新陳代謝を促し、疲労回復や、体の様々な器官を修復させてくれます。

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小学生、中学生の成長期には、体の正常な発育のために、大変重要な役割を持つホルモン物質です。

子どものころにこのホルモンが十分に分泌されないでいると、脳の発達の遅れや、ストレス、登校拒否やアレルギーの原因にもなります。

 

年齢別、最適な睡眠時間

【1歳~3歳】  ・・・・・・12~14時間

【4歳~6歳】  ・・・・・・10~13時間(朝7時に起床の場合は18時~21時就寝)

【7歳~12歳】 ・・・・・・10~11時間(朝7時に起床の場合は20時~21時就寝)

【13歳~18歳】・・・・・・8~9時間前後(朝7時に起床の場合は22時~23時就寝)

 

1歳~3歳までの間は、昼間ずっと起き続け、夜はぐっすり眠るという体内時計の基本を作る一番大切な時です。

 

この時期に、昼と夜の区別をしっかりと付けておくことが、後々の睡眠のリズムに大きく関係してきます。

 

小学校低学年の睡眠では、発達の個人差にも注意しなければなりません。

小学校に入るとどうしても個人差を無視して生活スタイルを固めてしまいがちです。

 

しかし、

  • 寝つきの悪い子、良い子
  • 長時間眠らないとダメな子
  • 短時間睡眠でも大丈夫な子

とその個性はさまざまです。

 

それぞれのスタイルに合わせて、適切な睡眠時間が確保できるように家庭で調節してあげることが必要です。

 

小学校高学年になると、自分自身で生活スケジュールを作って実行できる年代になります。

しかし、近年では塾や習い事による、生活の夜型化が進んでいます。

適切な睡眠をとることは、学習などの効率をあげる効果もあります。

 

適切な睡眠時間が確保できるよう、生活のスケジュールを見直しましょう。

 

中学生~高校生になると、体力がつき、睡眠の多少のゆがみはカバーできるようになります。

平日の睡眠時間は体力でカバーし、休日になるとその不足を補おうとして睡眠時間が長くなり、不規則になりがちなのがこの年代の特徴といえるかもしれません。

 

部活動に勉強に受験に・・・と、一番忙しい年代でもありますが、1週間を通して規則正しい生活を心がけることが大切です。

 

また、気を付けたいのが「夕方の睡眠」です。

夕方の眠くなる時間帯に、短い睡眠をとることは、夜の睡眠に悪影響を及ぼす場合があります。

 

夜眠れず昼間寝る、また夜眠れない・・・と、悪循環を繰り返す前に改善しましょう。

 

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忙しい小中学生、最低睡眠時間は?

ある調査によると、現在の小学生の睡眠時間の平均は9時間中学生は8時間となっています。

いずれも理想的な睡眠時間よりも短い傾向にあります。

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とはいえ、中学生ともなると、勉強に部活に・・・と、とにかく多忙で、あっという間に一日が終わってしまい、睡眠時間を削らなくてはならないのが現状かと思います。

 

小学生ならば最低8時間中学生なら最低6時間
の睡眠をとるようにすれば良いでしょう。

かといって、必要のない夜更かしは避けましょう!

 

若い時期の睡眠で大切なのは、睡眠の長さよりも「質」だとも言われています。

体の発達に必要な成長ホルモンは睡眠中にいつでも出るわけではなく、深い睡眠の時にしか出ないことが分かっています。

 

成長ホルモンを出しで体の回復・成長を図るためにも、睡眠の質を大切にしましょう。

 

睡眠の質を向上させるためには、規則正しい生活をすることが重要です。

起床時間と睡眠時間を意識して、休日にだらだらと眠ることも避けましょう。

 

規則正しい生活が質の良い睡眠を生み出し、学力向上にもつながるでしょう。

 

子どもの夜更かしは親の生活の改善から

「寝る子は育つ」という言葉もあるほど、子どもにとっての睡眠は非常に大切です。

すやすや眠っている子供の顔を見ているのも、親にとっての至福の時間ですよね。

 

健康にすくすくと育つために、小さい時から保護者が睡眠のリズムを作ってあげましょう。

 

子どもの夜更かしの原因の多くは、無意識に親の生活リズムに合わせてしまっている可能性もあります。

子どもにしてみたら、両親が夜遅くまで楽しそうにしていれば、興味がわいて一緒に居たくなるものです。

 

朝はなるべく早く起こしてカーテンを開け、日の光を浴び、夜はいつまでもテレビをつけていないで、部屋を静かにし、暗くして寝かしつける習慣をつけましょう。

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