なんだかふらふらする・・・目もチカチカするし、貧血かしら?
そんなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
貧血の症状でふらふらし、しかも目がチカチカするような症状がある場合、もしかしたらマズイ病気が隠れている事があります。
今回は、目がチカチカする貧血についてお伝えします。
貧血の原因と症状
貧血とは、血液中の赤血球が基準値よりも減少した状態のことを言います。
赤血球は、全身に酸素を運ぶ役割を持っているため、赤血球が減少すると、体全体に酸素を十分にいきわたらせることができなくなるため、体全体に様々な症状が起こります。
貧血の主な症状
- めまい
- 動悸・息切れ
- 吐き気
- 胃痛
- だるい・疲れやすい
- 眠気
- 頭痛・頭が重い
- 肩こり
- 口の端が切れる
- 食べ物が呑み込みづらい
- 酸味がしみる
- 爪がスプーン状になる・割れやすくなる
- 枝毛・抜け毛が増える
- 肌がカサカサする
上記のように、貧血の症状は多岐にわたり、数値上は貧血であっても、自覚症状が全くない場合もあり、大きく個人差があるのが特徴ともいえます。
貧血になる主な原因は、赤血球を構成しているヘモグロビンの減少にあります。このヘモグロビンの生成には、鉄分を必要としています。
そのため、鉄分の不足は貧血を引き起こす主な原因となるのです。しかし、鉄分はある程度体内で備蓄されているため、鉄が不足したからと言ってすぐに貧血になるわけではありません。
貧血の症状は、個人差はありますが、軽いものから始まり、徐々に重症化していくため、自覚症状が出る前に早めに対策する必要があります。
また、貧血は鉄分の不足によるものだけで起こるわけではなく、さまざまな病気から起きる場合もあるため、専門的な診察が必要になります。
大切なのは、「ただの貧血だから」とは思わず、早めに医療機関を受診することなのです。
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目がチカチカする貧血はなぜ起きる?
では、貧血の症状と共に、目がチカチカする場合には、一体どのような病気が隠れているのでしょうか?
目がチカチカする場合は、その光の見え方によって、原因となる病気を探っていくことができます。
目のチカチカが星が飛ぶような見え方の場合
低血圧、起立性調節障害
急に立ち上がった際、重力によって血液が下半身に溜まり、心臓に戻ってくる血液が減少するために起きるものです。
通常であれば、交感神経の働きによって、反射的に末梢の動静脈が収縮し、心拍数を上昇させることによって血圧が過度に低下することを防いでいます。
しかし、自律神経失調症や、栄養不足などにより、自律神経に乱れがある場合は、交感神経が正常に働かず、血圧が低下し、目がチカチカするめまいを伴う貧血を引き起こします。
軽度であれば治療の必要はありませんが、たびたび起きたり、症状がつらい場合には早めに医師に相談しましょう。
治療で大切なのは自律神経を整えることですので、生活習慣の見直しをし、栄養を十分に摂取するよう心がけます。
目のチカチカがギザギザの虹、稲妻状の光の場合
閃輝暗点(せんきあんてん)
このような光の見え方があり、頭痛や吐き気を伴う場合は、「閃輝暗点」という病気の可能性があります。
この症状は、偏頭痛の前兆として現れることもあり、脳の一部の血管が急に収縮し、その反動で一気に拡張することによって起こります。
健康な人の場合であっても、脳の血流に影響するワインやチョコレートの食べすぎなどで起きる場合もあります。
実際の光ではない為、目をつぶっていても見えることが特徴です。
めまいと連動してこのような光が見える場合、貧血によって脳に血液が足りなくなり、脳の血流が悪化している可能性があります。
この閃輝暗点には、将来的に脳梗塞を引き起こすリスクも報告されているため、偏頭痛がある場合にも、早めに脳神経外科を受診することをお勧めします。
我慢せず早めに受診を
貧血の症状と共に、目がチカチカする症状がある場合には、その光の見え方に注目することが必要となります。
中には、軽度であれば治療の必要がないものもありますが、あまりにも症状が頻発する、長引くなどのことがあれば、早めに医療機関を受診しましょう。
たかが貧血、と思っていると、長い期間ずーっと体調が悪いといったことにもなりかねません。
そして、重大な病気が隠れている可能性もありますので、我慢せずに医師に相談しましょう。
貧血の場合は、まず内科を受診すると、血液検査などで貧血の検査をしてもらうことができます。
症状によって、必要に応じて専門の科への受診を勧めてもらえます。
病院を受診する前には、どのような時に目がチカチカするか、光の見え方はどうかなど、医師に伝えたいポイントをまとめておくといいでしょう。
決して我慢はしないようにしましょう。
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