季節もすっかり冬らしくなり、日に日に寒さが身に染みるような気候になってきましたね。
風邪が流行しやすい時期にもなってきたわけですが、あなたは、帰宅後に「うがい」ってしていますか?
帰ってきたらうがい・手洗い!というのは、子供には言ってると思いますけど自分はやってます?
うがいは、帰宅後にすることを習慣化していると、何もしない状態から比べると、風邪をひく確率が40%も下がることも報告されているほど、風邪予防に効果的です。
でも、そんな「うがい」も、水でやるよりも、やっぱり塩水でうがいする「塩うがい」の方が効果があるって知っていますか?
今回は、「塩うがい」についてご紹介いたします!
うがいはなぜ風邪予防に効果的なの?
うがいの習慣というのは、実は日本にしかありません。
しかし、風邪予防には非常に効果的な、昔から行われている民間療法です。
なぜうがいをすると、風邪の予防になるのかというと、その主な理由は二つ。
- 口の中の菌を洗い流すから
- のどや口の乾燥を防いでくれるから
インフルエンザや風邪のウイルスの多くは、飛沫感染によってうつります。
知らないうちに口から吸い込んでしまっている菌を、うがいによって洗い流すことで、発症率を抑えることができます。
また、口の中の乾燥を防ぐことは、のどなどをほこりなどで傷つけにくくし、外部からの菌を洗い流しやすくしてくれます。
うがいはイソジンなどのうがい薬を使用しなくても、ただの水で行うだけで十分な効果が得られます。
どこに菌があふれているか分からない外出先から帰宅した際には、ぜひ手洗いと一緒にうがいをする習慣をつけたいところですね。
[ad#co-2]
うがいの効果倍増?!塩水うがいとは?
うがいはただの水道水でも十分効果がありますが、うがいの風邪予防効果をさらに高めるのが、「塩水うがい」です。
その名の通り、塩水でうがいすることですが、実は風邪の予防以外にも嬉しい効果があるのです。
- 口内炎が早く治りやすい
- アレルギー性鼻炎・花粉症にも効果的
- 口臭を防いでくれる
- インフルエンザ予防にも効果的
塩水には、アレルゲンを除去してくれる作用や、バクテリアなどを殺菌する効果があることが分かっており、普通の水道水に比べて、風邪などの発症率をかなり抑えることができます。
そのため、風邪の予防だけではなく、口内の菌が原因で炎症が起こる口内炎や、口臭、アレルゲンが原因で起こるアレルギー性鼻炎・花粉症などにも効果があるのです。
花粉症の患者さんに良く進められる「鼻うがい」をご存知でしょうか?
この鼻うがいをする際には、水道水に塩を混ぜることが推奨されています。
塩水にすることで、炎症を起こしている幹部から余分な水分を取り出し、痛みを和らげてくれる効果があるためです。
鼻の炎症の痛みを和らげてくれるということは、のどの痛みも和らげてくれるということ。
もし、風邪などをひいていて、どうしても喉が痛いときは、塩水でうがいをすることで、あの痛みを和らげてくれる効果まであるのです。
これはぜひ試してみたいところですね。
塩水うがいのやり方を知って実践してみよう!
風邪の予防などに効果的な塩水ですが、薄すぎても濃すぎてもなんだか効果がないような気がしますよね?
塩水うがいに適したものを作ってみましょう。
塩水は、水500mlに対して小さじ1の塩を入れるのが、一番人間の体にやさしい塩分濃度になります。
うがい1回分なら、80mlくらいの水に一つまみ程度。
使用する塩は、普通の食塩で構いませんが、できれば天然塩か、香りのいいローズソルトがおすすめ。
塩は入れすぎて濃くなってしまうと、逆に粘膜を痛めてしまうため、入れすぎに注意しましょう。
できるだけ雑菌の混入を防ぐため、うがいに使う水は、10分間ほど煮沸し、十分に冷ましてから塩を溶いて使用することが望ましいです。
そこまで忙しくてできない!という場合は、ポットのお湯を冷まして使うといいでしょう。
【塩水うがいのやり方】
1、うがい用に作った塩水を用意し、適量を口に含んで、15秒ほどすすいで吐き出します。
2、また塩水を口に含んで15秒ほどうがいをします。この時に「あー」と声を出すといいそうです。
3、2を数回繰り返し、最後に塩の入っていない水で口をすすぎます。
これを帰宅後や起床後、就寝前に行うようにします。
風邪予防だけでなく、口内炎の予防にもなりますので、ぜひ実践してみてください。
おわりに
風邪をひくと、のどの痛みや発熱、悪寒など、つらい症状が続いてしまいますよね?
それがインフルエンザならなおさら、治るまで寝込んでいなくてはなりません。
会社も休めないし、しんどいし、なるべくなら避けたいところ。
塩水うがいを習慣化することで、風邪をひかないための予防をすることができます。
喉も潤って、すっきりしますので、ぜひ実践してみてくださいね!
この記事へのコメントはありません。