今回の熊本地震など大きな災害が起きると「災害関連死」として、エコノミークラス症候群や心不全の人が多くなりますが、更に「たこつぼ型心筋症」も発症しやすいとして、医師らが注意を呼びかけています。
今回は、この聞き慣れない「たこつぼ型心筋症」について調べてみました。
たこつぼ型心筋症とは?
たこつぼ型心筋症とは、心臓の一部の筋肉が収縮しなくなり、血液が正常に送り出せなくなる症状です。
心臓の左心室がたこつぼのように見えるからということで「たこつぼ型心筋症」という名前が付いたようです。
たこつぼ型心筋症の原因は?
たこつぼ型心筋症の原因は、今回の震災のように急に精神的なストレスが加わることが大きな原因です。
ストレスが自律神経を混乱させ心臓の筋肉が硬直する事で発症します。
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たこつぼ型心筋症の症状や特徴は?
たこつぼ型心筋症の症状は、主に胸の痛み、胸の圧迫感、呼吸困難、全身のだるさなどの症状が現れます。
日本で初めて報告されたのは1990年です。
阪神大震災や東北大震災の時にも多く報告されています。
特に高齢者の女性に多く発症するのが特徴です。
たこつぼ型心筋症の予防方法は?
たこつぼ型心筋症は極度のストレスが引き金になることが多い症状です。
ですから一番大事なのは、ストレスの原因を取り除くこととゆっくり安静にすることです。
このような災害の時にストレスを取り除くことは難しいですが、周りの人同士で気遣って、コミュニケーションを取ったり、話をするなどして励まし合うことが大事です。
特に高齢の女性をひとりきりで車の中にじっとさせて置かないよう気を配りましょう。
たこつぼ型心筋症が発症したら
このような災害時は周りに気を使って、我慢する人が多いですが、もっと大きな症状につながる危険がありますので、すぐにお医者さんに診てもらいましょう。
また、そのような方を見つけたら積極的に声をかけてあげましょう!
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