緑内障にならないため、進行を抑えるためには
眼圧を下げる必要があります。

そのまま放っておくと失明する可能性があります。

どうしたら眼圧が下がるでしょうか？

眼圧が高いときってどういう状態？症状は？

「眼圧が高い」というのは、眼球の張りが強いことを言います。

眼は「房水」という水で膨らんでいるのですが、
この房水が一定数を超える圧力をかけると
眼圧が高いという状態になります。

空気を眼に当て眼圧の高さを測る測定器があるのですが、
眼圧が高いと、目が張っているので形が変わらない状態になります。

ちなみに正常な眼圧は10～21mmHg程度ですが、
元々高めの人や低めの人がいますので一概には言えません。

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眼圧が高くなる原因は？

健康な眼球は房水が一定数の量が出入りして
満たされているのですが、何かの原因で
外に出て行く房水より入ってくる房水が多くなる事があります。

房水がせき止められると眼球が
房水に圧迫され圧力が高くなります。

これが眼圧が高い状態ですが、
房水が詰まるという表現をする人もいます。

また房水の成分は血液ととても似ているのですが、
房水が血液のようにドロドロになることで
房水が詰まって眼圧が高くなるのです。

眼圧が高いままだとどうなる？

眼圧が高い状態が続くと「緑内障」になる可能性が高いです。

眼圧が高いことで目の神経が壊され最終的には
失明する恐れがあります。

ただこれには個人差があり、同じような眼圧でも
影響が出る人と出ない人がいます。

数値が正常なのに視神経に影響が出る「正常眼圧緑内障」や
高い眼圧なのに影響が出ない「高眼圧症」もあります。

40代以上の人は17人に一人が緑内障を患っていると統計が出ています。

緑内障は初期の頃は自覚症状がなく、視野が欠損していても
気づいていない人も多い病気です。

症状をハッキリ感じる頃になるとかなり進行している場合が多いということです。

失った視力は元に戻りません。

年に一度は検査を受けることをおすすめします。

眼圧を下げる方法は？

眼圧を下げる方法としては目薬（点眼）を使うか手術をする方法があります。

どちらも房水の流れを良くし眼圧を一定に保つ方法です。

ただ点眼の場合は、使用を止めるとまた眼圧が高くなるので
一度使うと手放せなくなります。

また喘息になりやすいという副作用もあるようですので
できれば使用は避けたいところです。

薬や手術をせずに眼圧を下げる方法は？

先ほど房水の成分は血液に似ていると書きましたが、
要するに房水をサラサラすることで流れが良くなり
眼圧も下がる可能性があります。

これは高血圧や糖尿病などの生活習慣病対策と同じです。

バランスの良い食事や有酸素運動を行ったりと
健康的な生活を送ることが重要です。

またストレスや怒りでも眼圧が高くなると言われています。
ストレスを溜めないようにすることも大切ですね。

ただしあくまでこれは予防ですから、
必ず医師の判断を仰ぎましょう。

ちなみにコーヒーやお茶のカフェインが眼圧を高くする原因と
言われる事がありますが、一時的に眼圧は上がるものの
すぐに元に戻りますので気にすることはありません。

まとめ

眼圧が高い時に下げる方法についてまとめましたが
いかがだったでしょうか？

再度、簡単に振り返ってみましょう。

緑内障は失明に関わる重い病気です。
自己判断せずに定期的に病院で診察してもらいましょう！