駅前や街頭などで良く見かける赤い羽根共同募金ですが、
一度は募金したことありますよ・・・ね?^^
募金したら赤い羽根が貰えますが、あの羽根、一体何の羽か知っていますか?
さらにあの募金の使い道は?
赤い羽根共同募金とは?募金の使い道について
赤い羽根がもらえる募金は、赤い羽根共同募金として、各地域ごとに募金活動が行われています。
その始まりは1947年、戦後間もなくの頃に、市民が主体となって始まりました。
当初は戦後の復興支援として、戦争の打撃を受けた福祉施設を中心に支援する活動を行ってきました。
その後、社会福祉事業法(平成12年に社会福祉法に改正)という法律をもとに、民間の社会福祉の推進に向けて活動を行ってきました。
現在では、地域福祉の課題解決に取り組む民間団体への支援や、「じぶんの町を良くするしくみ。」を主体として、市民が中心となって行われています。
基本的には、募金した地域で集まった募金は、都道府県の範囲内の地域に寄付されます。
福祉施設や、公共福祉、災害対策などにも使われているため、寄付したことが巡り巡って自分の生活に帰ってくるような仕組みを取っています。
赤い羽根は何の羽?
赤い羽根を募金のシンボルとして使っているのは、募金が行われている43の国の中では、現在では日本と南アフリカだけです。
ですが、赤い羽根をはじめに使用したのはアメリカです。
赤い羽根は、アメリカの先住民族であるインディアンも、「勇気」、「善い行い」の象徴として赤い羽根を使っていました。
世界中を見ても、赤い羽根はそのようなイメージの強いものだったのです。
この赤い羽根は何の羽かというと、鶏の羽です。
中国の食用の鶏からとれた羽を赤く染色し、1本あたり1.6円ほどで生産されています。
日本では毎年だいたい5000本ほど使われています。
よく見ると1本1本違いがあるのが分かりますよ。
少し前までは安全ピンでとめるものが主流でしたが、さいきんではシールになっているタイプもあるようです。
募金の総額は、平成21年度で全国から201億円が集まりました。
赤い羽根共同募金が始まって以来の、累計実績額は、8523億に上っています。
全国からの善意がこれほど集まっているんですね。
おわりに
「募金をお願いしまーす!」と、子供たちが街頭などで元気に呼びかけている姿を見かけると、とてもすがすがしい気持ちになりますよね。
よく、「寄付金の行方が不透明で嫌だから募金しない」、という方もいます。
募金は強制されるものではなく、あくまでも善意から行うもの。
寄付するもしないも個人の自由です。
しかし、赤い羽根共同募金は、公式HPにおいて募金金額や募金場所、どこにどれだけ寄付したかを常に公開しています。
疑い始めたらきりがないことも確かです。
少しでも募金してみようかなと思ったら、余っている小銭でいいので寄付してみてください。
ちょっと善いことをして、すがすがしい気持ちになれますよ。
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