最近会っていない友人や、お世話になっている人に連絡を取りたいな…
そう考えている方は、暑中見舞いを出しませんか?
もちろん、残暑見舞いでもいいですよ。
でも、そもそも暑中見舞いや残暑見舞いは、いつ出すものなんでしょうか?
また、それぞれ決まり文句はあるのでしょうか?
今回は、そんな疑問にお答えします。
暑中見舞いって何のために出すの?
「年賀状は毎年出すけれど、暑中見舞いは書いたことがない」という方も多いと思います。
では、暑中お見舞いは何のために出すのでしょうか?
これは、一年で最も暑い時期に相手を気付かって出すものです。
健康で過ごしているか、最近の状況はどうか、伺うものなんですね。
昔は直接相手の家に訪ねていきましたが、現代では手紙を送ることが一般的です。
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残暑見舞いはいつ出す?期間は?
暑中見舞いを出すのはいつ頃が良いのでしょうか?
実は、暑中見舞いの手紙を送る時期については、いくつかの説があるんです。
1.夏の土用~8月6日(立秋の前日)
夏の土用とは、立秋の直前の約18日間を指します。
2016年は7月19日~8月6日が夏の土用にあたります。
2.7月7日(小暑)~8月6日(立秋の前日)
3.梅雨明け~立秋の前日(8月6日)
関東と関西で時期が変わるということはありません。
1~3をだいたいの目安として、暑中見舞いを送ればよいでしょう。
ただ、一つ注意したいのが、暑中見舞いを出す終わりの時期。
どの説にたっても8月6日が最終日になります。
これ以降は残暑見舞いを出すことになります。
残暑見舞いはいつ出す?期間は?
暑中見舞いの時期が過ぎると、こんどは残暑見舞いを出すことになります。
これは、立秋を過ぎると暦の上では秋になるため、「暑中」ではなく「残暑」と呼ぶためです。
残暑見舞いを出す時期は、ひとつにきまっています。
8月8日(立秋以降)~8月31日です。
ギリギリに手紙を送る場合には、到着日に気を付けましょうね。
暑中見舞いや残暑見舞いには何を書くの?
暑中見舞いや残暑見舞いを書くときに悩むのが、書き出しですね。
でも、これには定型文があるんです。
暑中お見舞いを書く場合、書き出しは
- 暑中お見舞い申し上げます
- 暑中お伺い申し上げます
と書くのが一般的です。
次に、相手を心配する言葉を書きましょう。
例えば、
- 暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか
- 残暑なお厳しき折から、お健やかにお過ごしでしょうか
などの言葉ですね。
同じく、残暑見舞いの場合には、
- 残暑お見舞申し上げます
- 残暑お伺い申し上げます
から書き始めましょう。
残暑見舞いの場合にも、もちろん相手を気遣う言葉を続けます。
また、文末にもルールがあります。
どちらの手紙も文末に日付を入れるのですが、暑中お見舞いの場合には「平成28年 盛夏」とします。
残暑見舞いの場合は「平成28年 晩夏(立秋、葉月でも可)」と書き添えます。
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まとめ
暑中見舞いや残暑見舞いのルールはわかりましたか?
最後にまとめてみましょう。
- 暑中見舞いや残暑見舞いは相手を気遣って書くもの。
- 暑中見舞いは8月6日までに出す。
- 残暑見舞いの期間は8月8日~8月31日です。
- 書き出しは定型文から始めよう。
- 文末には日付を入れよう。
手紙を書く際には、手書きで思いを伝えましょうね。