パソコンや社用車、コピー機などの物は、オフィスには欠かせないものですよね。
そんなオフィス用品をそろえるにあたって、よく耳にするのが「レンタル」と「リース」。
どちらも専門の会社が存在しており、企業にとっては無くてはならない存在かと思います。
しかし、この両者、一体どのような違いがあるのでしょうか?
今回は、レンタルとリースの違いについてご紹介いたします。
リースとレンタルの違いとは?
レンタル・リースともに、各専門の会社から物件を賃貸借することは共通しています。
両者の違いは、
借りた物件に対する保障や管理、期間などの点にあります。
レンタルとリースの違い
【目的】
レンタルでは、物件の一時使用が目的ですが、リースでは事業に必要な設備等の長期的な導入を目的としています。
【契約期間】
レンタルは数日~3,4年ほどですが、リースでは2年~10年ほどの中期間の契約が一般的です。
【所有権】
リースの場合は契約するリース会社によって変わりますが、どちらもレンタル会社、リース会社に所有権があります。
【物件選択】
レンタルの場合は、レンタル会社が扱う中古品、それに対してリースの場合は、リース会社の取り扱い商品の中から新品を導入することができます。
【保守管理】
レンタル会社は、レンタル会社が保守管理を行いますが、リースの場合は、ユーザー自身が保守管理をしなければなりません。
【中途解約】
レンタルは原則いつでも解約を行うことができますが、リースは原則解約不可です。
【返却】
レンタルの場合はレンタル会社へ返却し、リースの場合は返却か買い取り、もしくは同じものを再リースするかを選ぶことができます。
【契約手続き】
レンタルの場合は、契約も簡単で、契約終了後はレンタル会社に返却できるため、不要になった場合でも破棄場所に困ることはありません。
リースの場合、
会社案内や財務諸表、資産計画等を提出し、審査を受けなければなりません。
一定のリース料金を支払えば、リース物件による利益はユーザーに寄与されることになるため、レンタルより複雑な契約を交わすことになります。
レンタル、リースの違いにはこのような細かい違いがあります。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、会社にとってどのような形でオフィス用品を賃貸すれば一番いいのかをよく検討する必要があります。
すべてをレンタル、またはリースするのではなく、必要に応じて使い分けることで、コストの削減や収益アップにつながります。
では、レンタルとリースのメリット・デメリットについてみてみましょう。
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レンタルとリースのメリット・デメリットとは?
レンタルとリース。
それぞれのメリットとデメリットを知っておくことで、適切にオフィス用品を用意することができます。
レンタルのメリット・デメリット
レンタルのメリットとは?
- 使用後は返却するので、保管場所に困らない
- 維持費が不要で、おしぼりなどはレンタル会社が交換してくれるなど、保守管理を行ってもらえる
- 必要な時に必要なだけ、必要な間だけ借りることができる
- 財務上の資産計上が不要
レンタルのデメリットとは?
- リースや購入と比べて料金が割高
- レンタル会社に在庫のある商品のみしかレンタルができず、中古品の場合がほとんど
リースのメリット・デメリット
リースのメリットとは?
- 導入時の資金調達が不要
- 使用予定期間の設定によって、常に新品のものを使用することができる
- 商品の機種など、ユーザーが望む商品を自由に選ぶことができる
- コストは毎月一定のリース料のみで、コスト面での把握が容易
リースのデメリットとは?
- リース時に審査が必要
- 中途での解約ができない
- 保守管理をユーザーが行うため、維持費が必要
このように、両者ともメリットとデメリットがあります。
使用頻度が高く、中長期的に使用するものはリース、
短期間に必要なものはレンタルなど、
上手に使い分けることでコストを抑えることができます。
しかし、実際に使ってみなければ分からない場合もありますよね。
レンタルの場合は短期的に「お試し」として使用することもできますが、リースの場合はそうもいきません。
使用してみて、「あまり良くなかった」と後悔する前に、それぞれの会社の担当者とよく検討する必要があります。
おわりに
これから起業する人や、新しく事業を拡大する企業にとって、オフィス用品の準備は非常に大切なことですよね。
快適な仕事環境を手に入れるためにも、資金面を考慮しながらレンタルにするか、リースにするかを十分に検討しなければなりません。
レンタル会社、リース会社ともに、企業の相談にのり、最適な道を一緒に検討してくれる担当者が存在しています。
企業の発展に寄り添ってくれるかどうか、ビジネスパートナーとして、レンタル会社やリース会社の選び方も大切ですね。