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忌中と喪中の違いや喪に服す期間はどれぐらい?知っておいたほうがいいマナーとは

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自分にとって近しい人が亡くなった場合、「忌中」「喪中」と言って、お祝いごとを控えることがありますよね。

お正月に出したりもらったりする「喪中ハガキ」や「忌中」という提灯が下げられているお宅なんかを見ることがありますよね。

ではいったい、「忌中」と「喪中」にはどのような違いがあるのでしょうか?

そしてどのくらいの期間、喪に服すのでしょうか?

今回は、忌中と喪中の違いや期間についてご紹介します。

忌中と喪中の違いって何?

「忌中」や「喪中」は、どちらも近しい人が亡くなったときに、故人を偲ぶための期間に使われる言葉です。

この二つの違いは、その期間に違いがあります。

  • 「忌中」 =近しい人がなくなって、45日が終わるまでの
  • 「喪中」 =近しい人がなくなって、一年間の間

奈良時代や明治時代が終わる頃までには、喪に服す期間が法律で定められていました。

というのも、昔から「人の死」=「穢れ(けがれ)」と考えられていたため、お祝いの場には一切持ち込むべきものではないとされたのです。

しかし、現代ではそのような法律はありません。

一般的には、忌中は45日の法要が終わる忌明けの時期まで、喪中は亡くなった日から一年の間を言います。

 

確かに、「忌中はがき」というのは聞いたことがありませんよね。

じゃあ、四十九日が終わっていないのに「喪中」を使うのは間違いなの?というと、そうではありません。

「忌中」を使う時にだけ、故人がなくなった日からの期間に気を付けるようにしましょう。

 

忌中・喪中とするのは、自分にとって近しい人が亡くなった場合で、父、母、兄弟・姉妹、自分の子供、義理の父・母は基本的に喪中となります。

それ以外の、祖父母、義理の兄弟・姉妹は喪中になったりならなかったりし、曾祖父母、叔父叔母、従兄弟は、まずほとんど喪中としません。

それよりもさらに遠い親戚に関しては、喪中としなくても良いとされています。

 

忌中・喪中を使う際には、期間だけでなく、自分にとって近しい人かどうかにも注意しましょう。

 

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忌中・喪中の間のマナーは?

では、忌中・喪中の間の過ごし方やマナーにはどういったものがあるのかというと、両方とも基本的には同じです。

●お祝い事は避ける

故人がなくなるよりも前に決まっていた場合、お祝いの席を設けるかどうかは気持ち次第です。

もしお祝い事を行う場合は、事前にしっかりとした根回しを行い、「こんな時に非常識だ!」といわれるのを防ぐ必要があります。

「このような時期に申し訳ありません」といった謝罪と、事情を説明するようにしましょう。

 

●結婚式への出席は控える

結婚式の日取りが「忌中」時期とかぶっている場合、結婚式への出席はNGです。

忌明けしていて「喪中」の期間であれば、出席しても良いとされています。

その際は、自分が喪中であることを知らせないまま出席するのがマナー。

喪中の方がいる場合、主催者である新郎新婦は気を使ってしまいますよね。

 

●神社への参拝は控える

忌中の場合は、神社への参拝はNGです。

忌中の期間は神社によっては親等で異なっていて、最長で50日です。

お正月の初詣もやめ、神棚の正面を半紙で隠し、鏡餅や門松といった飾り付けも行いません。

喪中の場合は神社への参拝はOKですが、初詣はNG。

忌中・喪中どちらも、年始の挨拶をしてはいけない為、年賀状は喪中ハガキでお断りするか、寒中見舞いで出しましょう。

おせち料理や訪問、来客は問題ありません。

 

●忌中の間は肉や魚は禁止、お酒も控える

忌中の間は殺生を避け、肉や魚を禁じ、お酒も控えます。

ただし、これは地域差があるため、一概には言えないようです。

私の出身地では忌中でも通常通り肉や魚を食べていました。

 

最近では、故人を偲ぶという意味でも、個人の好物を出してあげたいという気持ちを汲んで、特定の食べ物を禁じることは少なくなってきているようです。

昔は、忌中・喪中の間は外出するのもマナー違反だとされていたようです。

今でも忌中の間は旅行は控えるべきだとされていますよね。

 

キリスト教などの宗教では、「死」を「穢れ」ととらえる風習はないため、特にマナーはありませんが、気持ち的にお祝い事や旅行はできないという方が多いようです。

不幸があった際のマナーは、地域や宗教によっても異なります。

知らないうちにマナー違反をしていた!なんてことが無いようにしたいですね。

 

おわりに

忌中・喪中の違いは、その期間にありました。

その期間の間の過ごし方は、基本的には「お祝い事は避ける」につきます。

やはり、不幸があった日の直後には、気持ち的にもお祝い事をする気にはならないものです。

忌中・喪中の間は故人を偲び、喪に服す気持ちを大切にしましょう。

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