ある日突然、身体中がかゆくてかゆくて仕方ない!
あ~!かゆい!ということになったことって、ありませんか?
そんなかゆみを引き起こす原因はいくつかありますが、実はストレスかもしれないって、ご存知ですか?
その場合、何科を受診すればいいのでしょうか?
今回は、ストレスが原因で起こるかゆみについてお伝えいたします!
ストレスからくるかゆみの特徴とは?
手足や顔、頭皮、背中、それこそ全身にかゆみが現れた場合、その原因にはさまざまなものがあります。
まずは、かゆみの原因についてみていきましょう。
≪かゆみの原因≫
【外的要因】
- 化学物質
- ハウスダスト
- 花粉
- ダニ
- 細菌
- 紫外線
- 化粧品
- 摩擦による刺激
【内的要因】
- アレルギー体質
- 乾燥肌
- 皮脂分泌異常
- 発汗異常
これらの原因が一つの場合もあれば、複数が関わっている可能性もあり、なかなか特定が難しい場合もあります。
しかし、さまざまな要因を探り、排除していってもかゆみが改善されない場合もあります。
いわゆる「原因不明のかゆみ」というものです。
この場合は、ストレスからくる「ストレス性皮膚炎」や「ストレス性湿疹」という場合があります。
この症状の特徴は、
- ほかの治療をしてもなかなか症状が改善されない
- 皮膚の炎症やかゆみを抑える治療をして、一時治ったように見えてもまたぶり返す
ということがあげられます。
ストレスが原因となっている場合、ステロイド剤などの処方を行っても根本的な解決にはなりません。
実際にストレス性皮膚炎を発症した女性が、会社で部署移動をしたらあっさりとかゆみが治まった、というケースもありますので、心身共にリフレッシュすることも大説になってきます。
ストレスからくるかゆみは何科を受診する?予防や対処法は?
身体中のかゆみの原因がストレスである場合、病院は何科を受診すればいいのでしょうか?
ストレスが原因だから心療内科?皮膚だからやっぱり皮膚?と少し迷いますよね?
「かゆみの原因がストレスかも・・・」という自覚があっても、まずは皮膚科を受診しましょう。
というのも、ストレス以外にも、重大な病気が隠れている場合があるため、まずは皮膚の専門医である皮膚科にかかるべきなのです。
皮膚科にかかって、処方された薬でも症状が改善されない場合は、内科を受診します。
皮膚にかゆみが出る原因に、内臓の疾患が原因となっている場合もありますので、疾患がないかどうか詳しく調べてもらいましょう。
それでも異常が見つからず、症状が改善しない場合に、精神内科などを受診してみるとよいでしょう。
かゆみ=ストレス
と安易に自己判断するのは非常にリスクが高いため、段階的に専門医を受診するようにしましょう。
かゆみが続いている場合、掻くことですっきりすると感じる方が多いですが、患部に傷ができるなどして、さらにかゆみが悪化することがほとんどです。
かゆくてたまらない場合は、掻かずに患部を冷やすようにしましょう。
タオルやガーゼに保冷剤をくるんで冷やすと、かゆみが軽減されるため、掻き毟らずに済みます。
また、お風呂上りなどの乾燥しやすい状態を避けるため、保湿クリームをすぐに塗るようにすると、かゆみがひどくなるのを抑えることができます。
そういった、細かな予防や対策を行うことは、かゆみのストレスを少しでも軽減させることにつながります。
ストレス→かゆみ→かゆみでストレス→かゆみ
という悪循環に陥らない為にも、細かなお手入れを欠かさないようにしましょう。
かゆみが続く場合は早めの受診を
身体中がかゆいと、仕事にも集中できず、ひどい場合は夜も眠れない場合もありますよね?
また、かゆいからと言って掻き続けてしまうと、傷などになってしまい、見た目も気になってしまいます。
それが余計にストレスになったりもして、ますますかゆみが治まらない!
という悪循環に陥りやすいのが、ストレス性皮膚炎のやっかいなところです。
まずは心身ともにゆっくりと休養を取り、かゆみが続いている場合には、早めに医療機関を受診するようにしましょう。