ジメジメした季節、洗濯しようと思って放置していた衣類に、いつの間にか黒いぽつぽつができていたりすること、ありませんか?
実はその黒いぽつぽつの正体は「カビ」なんです!
やっかいなのは、普通に洗濯しても落ちないというところ。
では、衣類にできたカビを落とすには、どのような落とし方をすればいいのでしょうか?
衣類にカビがついた時の落とし方と防止方法をお伝えいたします。
どうしてカビが?!衣類のカビ防止方法とは?
衣類にカビができてしまう原因は、さまざまなことがあります。
- 湿った、汚れたまま放置してしまう。
- 衣類が乾ききらないまましまってしまう。
- クローゼットや箪笥自体が湿っている。
- 洗濯機がカビていて、カビが移ってしまう。
衣類がカビてしまう一番の敵は「湿気」。
衣類をカビから守るためには、この湿気を取り除いてあげなければなりません。
カビを予防するためには、以下の点を守りましょう。
衣類のカビを防止する5つのポイント
1.濡れたまま、湿ったままクローゼットにしまわない。
これをすると、クローゼット自体が湿っぽくなってしまい、乾いていた衣類にまでカビが発生してしまう原因になります。
2.クローゼットやタンスを除湿する
クローゼットには除湿剤を置いておく、箪笥には一番下に新聞紙をひいておくと、簡単に除湿をすることができます。
湿気の多くなる夏場は、丸めた新聞紙を多めにおいておくだけでも効果があります。
3.部屋干しでも完全に乾くまで干す
部屋干しの衣類は、一見乾いているように思えますが、天日干しの場合と比べて、まだ多くの水分を含んでいます。
扇風機の風邪をあてるなどして、しっかりと乾かしてあげましょう。
4.濡れたり、汚れたりした衣類を、洗濯かごに放置しない
濡れたり汚れたりした衣類を洗濯するまで放置していると、あっという間にカビが発生してしまいます。
一番はすぐに洗濯するのがいいのですが、忙しくてすぐに場合もありますよね。
そういった場合は、洗濯かごにはいれず、風通しのいい場所に干しておき、後で洗濯するようにしましょう。
5.洗濯層のカビを取り除く
洗濯層にカビが発生したまま洗濯をしていると、カビの菌が衣類に移り、カビを発生させやすくしてしまいます。
洗濯層用のカビとりハイターなどで、定期的にカビとりをするようにしましょう。
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まだ間に合う!衣類のカビの落とし方とは?
では、
カビを予防していても衣類にカビができてしまった場合は、どのように落とせばいいのでしょうか?
衣類のカビを落とすには、次のものが必要です。
- 酵素系、または塩素系漂白剤
- 重曹
この二つを使えば、まず落とせるでしょう。
カビの落とし方
- まず、衣類の汚れを落とすために洗濯します。
- 40度~50度のお湯をたらいなどに溜め、1Lに対して10gの漂白剤を入れます。
- お湯が冷めるまでつけ置きします。
- ゴム手袋をつけて、そのまま水の中でもみ洗いします。
- カビが落ちるまで1~4を繰り返し、落ちたら普通に洗濯をし、干して乾かします。
これでもカビが落ちない場合は、重曹を加えます。
重曹の量は、漂白剤と1:1の割合で入れます。
重曹を入れると、より強力にカビを落としてくれます。
しかし、強力に落としてくれるということは、それだけ衣類を傷めることにもなりますので注意が必要です。
また、塩素系漂白剤は、白いもの以外には使用しないでください。
色落ちや、穴が開いてしまったり、取り返しのつかなくなる場合があります。
色柄物にはワイドハイターなどの酵素系漂白剤を使用しましょう。
どちらも直接手で触れると肌を痛めてしまうため、
揉み洗いする際には、必ずゴム手袋を使用しましょう。
もしこの方法でカビがどうしても落ちなかった場合には、プロに頼みましょう。
クリーニングに出すという方法も、カビを落とすための手段です。
おわりに
衣類に生えてしまったカビは、見ていて気分のいいものではありません。
特に夏場のジメジメした時期は、ちょっと油断するとすぐカビが生えてしまいます。
それがお気に入りの服であればあるほど、そのガッカリ感は大きいですよね。
衣類をカビから守るためには、しっかりと予防することが大切です。
そして、万が一カビが生えてしまったときは、しっかりと落としてあげましょう。