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統合失調症の症状と具体例。治す方法について

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「統合失調症」という病名を聞いたことありますか?

字面から判断すると、なんだか難しそうな病気に思えますよね。

身近でこの病気を発症している人がいなければ、なかなか理解することができない病気かもしれません。

しかし、病気に苦しむ人のことを理解するためには、まず病気のことを理解しなければなりません。

そこで、今回は統合失調症の症状や具体例、治す方法などについてご紹介します。

統合失調症とは?症状は?

以前は精神分裂病という名前でしたが、現在は「統合失調症」に名称変更されました。

あまり聞きなれない病名かもしれませんが、100人に1人がかかる、とても身近な病気なんです。

 

具体的な症状は様々です。

【陽性症状】

誰もいないのに声が聞こえたりする幻聴や、ありえないことを信じたりする妄想が主な症状です。

 

【陰性症状】

喜怒哀楽を表現するのが弱くなり、表情の変化も乏しくなってしまいます。

また、意欲が低下してしまうので、いろんなことに対する興味や関心が弱くなります。

 

【認知機能障害】

脳の中の「認知機能」、つまり記憶したり集中したりする機能が低下してしまいます。

これらの機能が低下すると、社会生活を維持することが難しくなります。

 

統合失調症の原因とは?

実のところ、統合失調症の原因ははっきり解明されていません。

ただ、原因はひとつに絞られる訳ではなく、様々な要因が複雑に絡み合って発症しているのではないかと考えられています。

ひとつは、遺伝的要素が原因とされています。

しかし、これは発症に関わる要因のひとつに過ぎず、病気になりやすいことが遺伝する可能性が高いと理解すると良いでしょう。

 

二つ目は、その人が生まれ持った性格が要因ではないかとされています。

内気だったり、控えめだったり、神経質なのに無頓着だったり…

もちろんすべての人があてはまるわけではなく、これらの性格の人は統合失調症になりやすいと捉えられています。

 

三つ目は、環境的な要因が挙げられます。

現代社会のように、ストレスが多い環境に身を置いていると、統合失調症になりやすいことが指摘されています。

 

統合失調症を治す方法は?

基本的には薬物療法を行い、患者本人のみならず、患者を支える家族に対する心理社会的療法も併合して行うことが効果的であるとされています。

治療は外来と入院のいずれも可能なので、患者本人の希望と医師による判断によってどちらか選ぶようになっています。

薬物療法で用いられる薬物は「抗精神病薬」であり、精神に作用する薬物のひとつです。

 

この薬物を処方することで、幻覚や妄想と言った「陽性症状」を改善することができます。

また、感情や意欲の低下と言った「陰性症状」の改善を目指すこともできます。

 

おわりに

統合失調症が発症する原因は厳密にはよくわかっていません。

遺伝子レベルなのか、ストレス等の外的要因で発症しているのか、未だに根本的な原因が何なのか不明です。

 

ただ、精神疾患に対する社会的な偏見は未だに根強く、患者本人だけではなく、家族に対しても世間の目は冷たいです。

病気のことをしっかり理解することで、患者や家族のことを理解し、社会全体で偏見をなくしていかなければなりません。

 

これまで「天才」と称された人は多数いますが、その中には統合失調症に似た症状を発症していた人も多いので、比較的身近な病気なんだということを理解する必要がありますね。

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