女性特有の癌として子宮頸がんがあります。
定期的に健診に行かなければ・・・と思っていても、正直行きにくいのが子宮がん検診ですよね。
日々の生活に追われて、のびのびになりがちですが、自分は若いからまだ大丈夫、という訳には行きません。
初期段階でのサインを見逃さず早期に発見するためにも子宮頸がんについて知っておきましょう。
「子宮頸がん」ってどんな癌?
一般的に「子宮がん」と言っていますが、実は「子宮体がん」と「子宮頸がん」の2種類に分けられます。
健康診断などで「子宮がん検診」と言っているものは、正確には「子宮頸がん検診」となります。
この「子宮体がん」と「子宮頸がん」は原因や症状、そして治療法も全く違いますので、別の癌だ、と理解してください。
子宮頸がんは、子宮の入り口付近に発生することが多いです。
なので、検査などもしやすく、早期発見治療が可能です。
さらに子宮頸がんは粘膜の表面で発生する「上皮内がん」と、粘膜より深いところで発生する「浸潤がん」からなります。
あわせて「子宮頸がん」として説明をしていきます。
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「子宮頸がん」は若い年代に多いってホント?
女性特有の癌の一つの「子宮頸がん」ですが、20年の間に20代の発症が増えており、30代でピークを迎えています。
逆に中高年の発症率は減っています。
原因の一つに検診率があるでしょう。
中高年になると「がん検診」への意識は高まりますが、20~30代ならば、癌への不安を意識することは少ないかもしれません。
また「子宮頸がん」は、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウィルス感染が原因とされています。
このウイルスは排除されずに長くとどまってしまうとガン化してしまいます。
主に性行為により感染するものとされていますから、他の癌と違い若い世代で発症率が高まると考えられています。
「子宮頸がん」の初期症状とは?
「子宮頸がん」は初期段階では自覚症状はありません。
でも進行してくると、「おりもの」がいつもと違ってきます。
また、下腹部痛などがみられるようになります。この変化を見逃さないことが大切です。
「おりもの」は子宮が健康な状態であれば、無色か白色でほとんど無臭です。
ですが、子宮頸がんにかかると、「おりもの」の色が茶褐色に変化し、臭いがつきます。
また、下着などが触れても炎症を起こすほど、皮膚が過敏になります。
「おりもの」が変化するのは、腐敗菌の増殖や不正出血とおりものが混じってしまうなどの理由ですので、臭いとともに変化に気づきやすいでしょう。
下腹部痛が陣痛のような激しい痛みであったり、腰痛や脚にむくみが出てくると「子宮頸がん」が進行している可能性があります。
すぐに検査を受けてください。
まとめ
最近では「乳がん」や「子宮頸がん」のような女性特有の癌の発症年齢が若くなってきています。
野菜不足やアルコール摂取などの生活習慣も原因の一つとされています。なので、生活習慣の見直しが予防ともなるのですね。
自覚症状にうすい「子宮頸がん」ですので、進行していても症状がほとんどない、という方もいるようです。
なので、20歳を過ぎたら定期的に子宮がん検診を受けることをおすすめします。
癌になる前段階での発見も可能なのですよ。
おかしいな?と思ったらすぐに検診を受けましょう!