もしかして私・・・発達障がい?
最近大人の発達障がいに悩む人が多くなってきています。
大人の発達障がいは、突然なったものではなくて
子供の頃から兆候はあったはずです。
社会に出て周囲とのギャップに悩んで
うつ病になる人も年々増えています。
今回は大人の発達障がいの特徴や症状について
まとめてみました。
診断チェックも掲載しましたので
参考にしてみてください。
大人の発達障がいとは?
発達障がいとは、生まれ持った脳の障がいです。
大人になって急に発症したわけではなく
子供の時に気づかれなかったという場合がほとんどです。
大人になってから「発達障がい」と
診断されることから「大人の発達障がい」と
呼ばれています。
大人の発達障がいは、さまざまなタイプがあり、
年齢や環境、程度によって症状が違います。
発達障がい者支援法における定義
発達障がいは「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障がい、学習障がい、注意欠陥多動性障がい、その他これに類する脳機能障がいであってその症状が通常低年齢において発現するもの」
大人の発達障がい4つ特徴と症状
大人の発達障がいには以下の4つの特徴と症状があります。
自閉症
自閉症は3歳ぐらいまでに何らかの症状があるもので
半数以上は知的障がいも見られます。
逆に勉強や記憶が飛び抜けて優秀な場合もあります。
自閉症の主な症状は以下のとおりです。
- 言語の発達の遅れ
- 人とのコミュニケーションが苦手
- 会話が苦手
- パターン化した行動を取る
- 強いこだわりを持っている
アスペルガー症候群
アスペルガー症候群は自閉症の一つのタイプですが、
「言語の発達の遅れ」がないために
大人になってから診断される事が多いです。
その他の症状としては
- パターン化した行動
- 興味や関心のかたより
- コミュニケーションが苦手
注意欠陥・多動性障がい(ADHD)
子供の頃「落ち着きがない子」「よくしゃべる子」と
言われたり通信簿に書かれた経験はないでしょうか?
この症状は7歳ぐらいから中学生に顕著に現れ
10代後半では少し落ち着く場合があります。
- じっとしていられない
- 衝動的に行動する
- 集中力がない
などの症状も目立ちます。
学習障がい
知的な発達の遅れはないものの
聞く、読む、書く、話す、計算するなどを
学んだり、行動する事が困難です。
その他、突然、素早く動いたり
チック障がい、吃音などの症状があります。
大人の発達障がいの兆候
発達障がいは突発性のものではなく
子供の頃から兆候はあったはずです。
しかし知的障がいとは違うので、
「ちょっと変わった子」「落ち着きない子」
などと言われただけで、気づかれずにそのまま
大人になってしまった場合が多いようです。
しかし、社会に出て勤め始めると
発達障がいの症状が表面化してくることが
あるようです。
- 何度も同じ失敗で注意される
- 仕事の段取りが悪く仕事が片付かない
- 頼まれた仕事を忘れる
などが頻繁に起こり自分でも気づくようになります。
なぜ自分はこんなことも出来ないのだろうと
自己嫌悪でうつ病になるケースもあります。
大人の発達障がい診断チェック
もしかして「大人の発達障がい」かも?という方は
以下の項目に心当たりはないか、
診断チェックしてみましょう。
また、自分で気づかない場合もありますので
肉親や友人にみてもらうのもいいいかもしれません。
- 整理整頓が苦手で書類の整理や片付けられない
- 誰にも聞かずに衝動的に行動する事がある
- 仕事のミスが多い
- 忘れ物が多い
- 時間や期限を守れない
- 落ち着きが無くそわそわしている
- 人とのコミュニケーションが苦手
- 場の空気が読めない
- キレやすい
- 仕事や家事の段取りが悪い
- 約束や用事をよく忘れてしまう
発達障がいの場合は、上記の症状がときどきあるのではなく
「いつも」ある状態です。
いかがでしょうか?
まとめ
大人の発達障がいについてまとめてみましたが
いかがだったでしょうか?
再度おさらいしてみましょう。
- 大人の発達障がいは突然ではなく生まれ持ったもの
- 大人になるまで気づかれなかったので「大人の」とつく
- 大人の発達障がいの特徴は、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥・多動性障がい、学習障がい
- 大人の発達障がいは子供の頃から兆候はあったはずだが気づかれなかっただけ
- 大人になってから表面化し悩んでうつ病になることも
- 気になる場合は診断チェックをしてみよう
最終的には一度、病院で診断して貰うのが一番です。
発達障がいを診断してくれる病院は、
「発達障害情報・支援センター」のホームページで
探すと見つかりやすいです。
メニューの「相談窓口」から住んでいる地域の
「発達障害者支援センター」に電話してみましょう。