この痛みは盲腸かな?と思ったら是非読んでみてください。
初期症状や痛む場所、セルフチェック方法も載せてます。
盲腸はガマンすると大変なことになりますよ!
盲腸とは?虫垂炎との違いは?
盲腸は日本人の15人に1人がなる病気で、10~20代が一番発症率が高いようですが、老若男女誰でも発症する可能性はあります。
盲腸の先端にある5~10cmほどの「虫垂」が化膿し炎症を起こすことで、急激な痛みを伴います。
現在は、怖い病気ではありませんが、医療技術が発達していない時代は、死亡率60%以上という怖い病気だったようです。
「盲腸=虫垂炎」と思っている人が多いと思いますが、実際は盲腸と虫垂は場所がちょっと違います。
昔、虫垂炎の発見が遅れ盲腸まで炎症が広がった状態で発見された事が多かったため、通称「盲腸」と言われるようになりました。
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盲腸の初期症状!移動する痛み
盲腸の痛みは移動します!
盲腸の初期症状は、初めはみぞおちから下腹部の中央辺りに痛みを感じます。
その痛みが徐々に右側に移ってきたら大抵は盲腸と思ってもいいでしょう。
盲腸になると盲腸を圧迫することから立っているより座っている方が、痛みを感じるという場合が多いです。
盲腸はお腹の痛みの他に
- 37度程度の微熱
- 下痢
- 嘔吐
などの症状を伴う場合があります。
さらに38度以上の高熱が出た場合は、虫垂が破裂して腹膜炎を併発している可能性があります。
盲腸のセルフチェック
盲腸かな?と疑いのある場合は、次の方法を試してみてください。
1.押して確かめる方法
虫垂がある場所(おへそと右側の腰骨の3分の1あたりの場所)をぐっと押して、パッと離して痛みが増すともうちょうの可能性が高い。
2.飛んで確かめる方法
その場でジャンプしたり、かかとを上げて落とした時に虫垂あたりに痛みがあるなら盲腸の可能性が高いです。
あくまで自己チェック方法ですので、正しい判断は病院で!
盲腸になる原因は?
子供の頃、スイカやぶどうの種を食べると盲腸になるなんて言われていましたが、間違いですのでご安心ください。
盲腸は虫垂に炎症が起こることで発症します。
炎症を起こす原因ははっきりわかっていないようですが、炎症を起こす要因がいくつかありますのでご紹介しましょう!
- 暴飲暴食することが多い
- 脂っこい食べものを食べ過ぎる
- ジャンクフードをよく食べる
- ストレスが貯まり気味
- 疲労が続いている
- 便秘することが多い
- 家族に盲腸をした人がいる
一番の原因は腸内に悪玉菌が増えることです。
この悪玉菌が大腸から盲腸、虫垂に広がることで虫垂が炎症を起こす原因になります。
以上のことに心当たりがある人は盲腸の可能性が高いですね。
我慢は禁物です!
盲腸になっているのに長時間痛みを我慢すると最悪、死亡してしまう場合も!
虫垂に炎症が起こると、24時間~48時間で破裂し膿が内臓に広がり腹膜炎を併発する可能性があります。
腹膜炎がさらにひどくなると、血液中に菌の毒素がめぐり敗血症などを併発して死亡してしまうことがあります
盲腸自体は決して怖い病気ではないですが、長い時間放置してしまうことで取り返しがつかなくなることもありますので我慢せず早めの診察をおすすめします!