妊娠は女性にとって人生の一大事。
心も体も、女性として大きく変化します。
「最近なんだか吐き気が・・・」
「これって妊娠したかも?」と、
体調の変化を感じている方もいらっしゃるかと思います。
そんな方に向けて、妊娠の初期症状についてお伝えしたいと思います。
妊娠初期っていつからなの?
長いマタニティライフの中で「妊娠初期」とは、そもそもいつ頃の期間をいうのでしょうか?
妊娠周期の数え方は、一番最近に生理が始まった日を0日とし、そこから1週、2週・・・と数えます。
妊娠初期 ・・・妊娠5~15週(妊娠2か月~4か月)
妊娠中期 ・・・妊娠16週~27週(妊娠5か月~7か月)
妊娠後期 ・・・妊娠28週~39週(妊娠8か月~10か月)
妊娠の初期症状が現れるのは、個人差はありますが、だいたい妊娠5週あたりのことが多いようです。
この時期はちょうど、生理予定日を1週間過ぎたころで、「生理がこない、妊娠かも?」と思い始める時期です。
これより以前の「妊娠超初期」の時期に症状を感じる方もいますが、「妊娠初期症状」とはまた違うものです。
人によっては、受精(排卵)や着床の時期である2週~3週のころに、生理痛のような腹痛を感じたり、少量の出血がある場合があります。
これは「着床痛」や「着床出血」と呼ばれるものです。
その他、吐き気などの体調不良を感じる場合もありますが、妊娠初期の症状と混同しないようにしましょう。
妊娠を強く望んでいる場合など、少しの体調の変化に一喜一憂してしまいますが、妊娠しているかどうかを正確に調べられるのは、妊娠4週から。
それまではどんなに自覚症状があっても、正確には判断がつきません。
妊娠4週を過ぎて、自覚症状がある場合には、市販の妊娠検査薬でチェックしてみるとよいでしょう。
結果が陰性の場合は、もう1週様子を見ても生理が来ない場合には再チェックしてみましょう。
陽性の場合は、結果が出た検査薬を持参して早めに産婦人科を受診しましょう。病院でより正確な妊娠検査をしてもらえます。
妊娠初期の症状とは?
では、妊娠の初期症状にはどんなものがあるのでしょうか?
妊娠中は、おなかの中にいる赤ちゃんの成長に伴って、体に様々な変化が現れます。
≪妊娠初期の主な症状≫
- 吐き気
- 眠気
- 微熱など風邪に似た症状
- だるさや倦怠感
- 食欲不振
- 嗜好の変化
このような症状は、だいたい妊娠5週くらいから、12~16週まで続くのが一般的なようです。
特に、「つわり」と呼ばれる吐き気や胸やけが多く見られ、強い症状が現れる場合には入院治療が必要になる場合もあります。
「つわり」の症状としてよく言われるのは、ご飯の炊ける臭いで気分が悪くなったり、食欲はあるのに食べると吐いてしまったりと、主に胃腸や食欲に関連したものが多くあります。
つわりのせいで食べ物がのどを通らず、この時期に激やせしてしまったという妊婦さんもいらっしゃいます。
そして、嫌いなものが食べられるようになった、好きだったものが全く食べられなくなった、などの食べ物の嗜好の変化も妊娠の初期症状として多くあります。
しかし、妊娠初期症状は個人差が強く、つわりなどを全く感じなかったという方もいれば、初期症状がつらくて入院した、という方までさまざまです。
また、同じ方でも1人目と2人目で症状が全く違った、という場合もあるようです。
十人十色のマタニティライフ
約40週、10か月という長いマタニティライフでは、不安や緊張が多くあります。
特に妊娠中は精神的にも非常にデリケートになります。
マタニティライフのハウツー本を参考にするのも良いですが、妊娠・出産は決してマニュアル通りにいきません。
周囲からの情報は、「そんなこともあるんだ」くらいにとどめておきましょう。
マタニティライフは一人一人違って当たり前。
長い育児の中で見れば妊娠期間はほんのわずかなもの。
ぜひ自分だけのマタニティライフを楽しんでくださいね。