MAMAS HORIC ママズホリック

かぶの栄養と効能。美味しい食べ方と保存法について

スポンサードリンク

春の七草がゆに使用される「スズナ」って、「かぶ」のことを指しているって知っていましたか?

漬物の定番として知られるかぶですが、実は体に嬉しい栄養がたっぷりあるんです。

熱を加えると甘みが出て、赤ちゃんの離乳食にも初期から使用できるほど癖のない野菜。

 

そんなかぶを食べることによって得られる効能には、どんなものがあるのでしょうか?

今回は、かぶの栄養と効能や美味しい食べ方、保存法までをご紹介します!

かぶの栄養と効能とは?

「かぶ」は、アブラナ科の野菜で、野沢菜や小松菜、白菜などと同じ種類の野菜です。

栄養成分は大根と同じようなものを持っており、優しい甘みと柔らかい食感が魅力の野菜です。

良く食べられている白い根の部分は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜と、一つで二度おいしいという特徴を持っています。

葉、根ともに栄養が豊富で、余すことなく食べることで、体に嬉しい効能を得ることができます。

白い根の部分の栄養と効能

・むくみ解消

かぶには、カリウムが含まれているため、体に溜まった水分を排出してくれる働きによって、むくみを解消してくれる効果があります。

 

また、辛み成分の「ナイアシン」には、血行の促進をしてくれる働きがあるため、お酒を飲みすぎてしまったときの、むくみの解消に役立ちます。

 

・胃腸の働きを整える

かぶの根には、「アミラーゼ」という消化酵素が含まれています。

アミラーゼは、でんぷん質を消化し、胃酸の分泌をコントロールしてくれるため、弱った胃の機能を改善してくれます。

 

むかしから、薬膳料理として、弱った胃を助けるために、すったかぶを飲むという民間療法がおこなわれていたほど、その効果は確かなのです。

 

・整腸作用

かぶには食物繊維が含まれているため、腸の調子を整えて、便通を改善してくれる効果があります。

粘性も持っているため、腸にある老廃物や有害物質をからめ捕り、一緒に体外へ排出してくれる効果も持っています。

葉の部分の栄養と効能

・疲労回復、免疫力アップ

かぶの葉に含まれるビタミンCや、ビタミンAには、疲労の回復や、免疫力を向上させてくれる効果があります。

 

これらのビタミンは抗酸化力が高く、老化の基である活性酸素を除去してくれる働きがあるため、風邪予防や、肌荒れなどにも効果的です。

 

・粘膜・皮膚・視力の健康維持、解毒

かぶの葉には、緑黄色野菜特有のβカロテンが豊富に含まれています。

βカロテンは、体内でビタミンAに変換されることで、粘膜や皮膚を回復させる働きを持っています。

 

また、歯や骨を作るために必要なカルシウムや鉄分も多く含まれているため、身体中の器官を健康に保ち、若々しい体作りをサポートしてくれます。

 

このように、かぶには、根の部分にも葉の部分にも、必要な栄養がたっぷりと含まれているのです。

 

[ad#co-2]

栄養たっぷり!かぶの美味しい食べ方と保存方法とは?

かぶの栄養をしっかりと取るためには、どんな食べ方をすればいいのでしょうか?

かぶに含まれている栄養には、熱に弱いものもあるため、できるだけ生で食べるのがすすめ。

根の部分をすりおろすと、より消化を促進してくれやすくなります。

 

生でおいしく食べるためには、いいかぶを見分けるようにするのがポイント。

 

美味しいかぶの見分け方

 

買ってきたら、水分が失われないように、葉と根を切り離し、水分の蒸発を防ぐためにラップで包みます。

 

葉は立てて、根は茎部分を上にして野菜室で保存します。

長持ちはしないので、早めに使い切りましょう。

 

葉は下ゆですると冷凍可能ですが、栄養価は下がってしまいます。

 

おすすめの調理方法

生以外でも栄養価を逃さずに美味しくいただくために、いくつかおすすめの調理法をご紹介します。

葉の部分は、火を加えるならば、油と一緒にサッと炒める方法がおススメ

葉に含まれるβカロテンは、油と一緒に摂取すると吸収率がアップします。

 

また、牛乳に含まれるカルシウムには、ビタミンCとの相乗効果で吸収率がアップするため、根・葉ともに、シチューにするといいでしょう。

なるべく熱を加える時間を短くするか、煮汁も一緒に飲めるような煮込み料理に使用すると、栄養を逃さずに食べることができます。

 

漬物にする場合は、塩を薄めにすると水分が逃げにくくなります。

 

栄養を逃さない調理法で、かぶを美味しくいただきましょう。

 

おわりに

11月から1月に旬を迎えるかぶ。

この時期になると、我が家の近所のスーパーでは、葉っぱ付きで山盛りになって販売されています。

大根よりも辛みが少ないため、サラダにしてもおいしく、味噌汁にしても甘みが出て美味しくいただけます。

「葉の部分は捨てちゃってたわ!」なんて人も実は多いのかもしれませんが、実は葉の部分の方が栄養は豊富に含まれています。

 

捨てるところのないかぶ。

いっぱい食べて、しっかり栄養を摂りましょう。

モバイルバージョンを終了